アロエ物語

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株式会社平田農園

アロエについて

アロエ栽培法

1.「キダチアロエ鉢植え」の買い方

暖かくなってくると、「キダチアロエの鉢植え」園芸店の店頭に並びます。そのころが、アロエの購入時期です。アロエの鉢植えが多く売られるのは、夏のはじめ頃までで、秋口になるとほとんど数も少なくなってしまいます。普通の園芸店では、300円~800円くらいで購入できるようです。

アロエは、アフリカ原産の熱帯・亜熱帯植物です。日本のように南国と北国の温度差が著しい国では多少のズレがあります。3~4月頃に購入すれば、5~6月の成長期にぐんとのびます。朝晩の温度差の激しい内陸部や関東以北では、購入時期が少し遅めになります。
(1)太く短い茎
茎の直径が2cm以上のものを選びましょう。下の葉から使っていくので、茎が太くずんぐりとしていて葉がたくさんついているものがよいです。
(2)鋭くかたいトゲ
トゲにも触ってみてください。トゲが鋭くて堅くて、痛いものほど良質です。
(3)大きく厚い弾力性のある葉
葉が、生き生きとした深緑色か、日焼けしてちょっと黄味がかっているものを選びます。これは、太陽を充分に吸収した証拠です。葉のゼリー部分がたっぷりあるほど利用価値があるわけですから、葉が大きく葉肉が厚くて弾力性のあるものがお勧めです。

2.「鉢植え」栽培のポイント

キダチアロエ鉢植えの栽培は、簡単です。
アロエは熱帯植物です。水をあげ忘れてダメになることはありませんが、水を頻繁にあげすぎると枯れてしまいます。水のあげすぎと寒さには気をつけてください。
(1)水をやりすぎると根腐れをおこす
乾いたら、水やりは根元に近いところに、鉢の下から水が流れるほどたっぷりやります。
春
週に1回程度。時間は朝のうちに。4~5月は生長期ですから、水分を上手に与えると元気に生長します。天気のよい日がつづいたら、4~5日に1回、雨天がつづいたら10日ぐらいに1回程度。天気や乾燥状態をみて、水やりの回数を増減すればよいでしょう。
夏
1日1回か、2日に1回、夕方に。午前中に水をやると、土が熱くなりすぎて根を傷めるから。
秋
5~10日に1回程度。温暖な気候ならば、1日中外に置いても大丈夫。
冬
土を乾燥させる。
水やりよりも温度差に気をつかってください。昼間かなり温度があがったのに、夜間0度以下になると、葉の水分が凍ってダメになってしまいます。
(2)太陽をたっぷりあてる
アロエは太陽が大好きです。葉肉にたっぷり滋養をたくわえるのも太陽のエネルギーを充分に吸っていればこそです。ただし、温室ものであれば、最初のうちは強い太陽にあてすぎないように注意しましょう。
購入して1~2週間して太陽にも免疫がついたところで、春~秋は1日中外にだしっぱなしにします。
大事なのは温度差です。1日のうちで急激な温度差は避けるように。室内でも太陽の当たる場所に置くように。
(3)肥料を与える
アロエには肥料がいらないとよくいわれますが、やはり適量の肥料をやるほうが生育も早くなります。
購入したばかりで、まだ小さいうちは、醗酵鶏糞(はっこうけいふん)か醗酵油かすを大サジ1杯位、かなり生育したら大サジ2、3杯あげてください。

3.「地植え」栽培のすすめ

アロエは観葉植物というより、健康のために利用することが多いと思います。従って、より葉肉が厚く有効成分が高い大きな葉に生育することが大切です。鉢植えよりも地植えの方が、3~5倍の生育が見込めます。
(1)春、気温が温暖になってから
時期的には、鉢植えとおなじく春がいちばん適しています。しかし、寒暖差が激しかったり、霜が降りたりする地方では、4月末から5月はじめまで待ちます。
(2)日当たりのよい場所に
東か南の日当たりのよい場所に植えます。
(3)排水の悪い場所は避ける
雨水がたまってじめじめしている場所はダメです。アロエは砂漠地方原産の植物ですから、湿気をきらいます。雨が降ってもさっと流れる場所を選びます。
(4)水やりは天気と相談してながら
鉢植えでは水やりに注意が必要ですが、地植えでは自然に生育させるのが基本です。そのほうが早く大きく育ちます。でも、空気が乾燥しすぎるようでしたら鉢植えと同じように水やりをします。
(5)追肥は2ヶ月に1回程度
追肥も有機肥料を使ってください。
肥料は4月からやり始め、10月ごろまでは2ヶ月に1回くらい追肥すればよいでしょう。11月から3月は根の活動がほとんどストップするので追肥はいりません。追肥は、有機肥料をひとつまみくらい、根元からはなして2~3か所の分けて土に埋めます。肥料をたっぷりと吸収したアロエは、それだけ充実した葉を育てますから、有効成分も高くなります。
(6)害虫・病気対策
鉢植え栽培ではほとんど心配はいりませんが、地植えの場合、まれにネマトーダという腺虫がついて、根のところでコブをつくることがあります。コブがついたら、コブの上のところで切って、数時間、日光消毒をしてから植えます。
監修者 平田千春(アロエ研究家)の場合:
私は、関東平野の北部「群馬県群馬群群馬町」という高崎市と前橋市の隣接町村に住んでいます。(山間部ほど冷えこみませんが冬場は氷点下になります。)私はここで、個人で畑を使ってキダチアロエを栽培し、アロエの研究をしています。
毎年4月下旬~11月地植え栽培をしています。11月中旬に切り取った枝の葉を冬場は利用しながら、15cmくらいの苗を作っておきます。(元の5cmは葉無し、先端の10cmに4、5枚の葉を付けておく)

  1. 畑に多めの堆肥を混ぜ耕します。
  2. 過湿を嫌うので、少し高畝(たかうね)に5cmさし木します。
  3. 5月中旬頃、株元に一握りの発酵鶏ふんを施肥します。
  4. 栽培中、葉を使うときは随時下葉から利用します。
  5. 水やりは特別に乾いた時だけ、たっぷり与えます。

11月中旬に株元で切り取るまで30~50cmくらい伸び、大きな葉も25~50枚つきます。途中、株元から子株が出たり、枝が出たりします。これも1/3下葉を取り、1~2週間切り口を乾燥させて親株と同じようにさし木します。